片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』(PHP刊)を読んで



できることは違う

できないのではありません、

できることが違うだけです。

マザー・テレサ

人と比べて、「自分にはなにもできない」と思ったら、「わたしには、あの人とは違う役割がある」と考え直しましょう。逆に、「あの人には何もできない」と思ったら、「あの人には、わたしと違う役割がある」と考え直しましょう。

片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』(PHP)より


~※本を読んで思ったことです。

何度も失敗した新社会人のときをおもいだします。

私は仕事を覚えることが苦手です。色々やっても失敗することが多く、それで人と作業をするのが怖くなりました。電話の対応を練習しても相手のいっていることが理解できなく、上司や電話相手をこまらせてしまいました。

「ひとりでやらなきゃ!」とあのときは思っていました。いまは、いまは考え方がかわり、「一人で荷物を背負わなくていいのかも?」と思いました。みんなでやるとこわくないといいますが、みんなでやると素晴らしいものができると思います。今は農作業や草取りを不器用ですが、心をこめてしています。

以下はGooglebookにレビューした文章になります。

マザー・テレサは、

 I can do things you cannot, you can do things I cannot; together we can do great things. 「私は、あなたができないことをすることができます。あなたは、私ができないことをすることができます。一緒に私たちは素晴らしいことをすることができます」

と言っています。

 私は覚えることが苦手で、「私はなにもできない、つまらない存在なんだ」と落胆していました。色々やっても失敗するばかりです。私は、みんなと同じことをしたいだけなのに、それすらもできませんでした。 片柳神父の言葉と出会い、自分のできないことを認め、自分の限界を直視しようと思いました。すると肩の力がぬけて、こころの重荷が軽くなったように感じました。

神さまは、一人一人によいものを与えてくださっています。自分にできないことを無理にするのではなく、できることを精一杯してゆけば十分だと思うようになり、この書籍を読んで、気持ちが楽になりました。 


やすむ大切さ

「よく遊び、よく眠り、よく食べなさい。

よく生きることは、わたしたちの義務です。」

マザー・テレサ

「貧しい人たちと同じ生活をするために、食事はチャパティと塩だけにしよう」。スラム街で働くための準備をしていた頃、マザー・テレサはそう考え、その決心を看護師の友人に打ち明けました。すると、友人は驚いて、「そんなことをしたら、病気の人を助ける前に、あなたたちが病気になってしまいます」とマザーに言いました。「確かにその通りだ」とマザーは、現実離れした自分の考えを反省し、食事をしっかり採ることを活動の基本にしたそうです。

片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』(PHP)より


~※本を読んでの感想です。

真面目さはたいせつなことです。しかし、真面目の裏には「いつも自分がしっかりしていなければ」とおもうなら、いつも完璧を求め、いきづらくなってしまうと思いました。

私自身も、他人に助けを求めることは苦手で、遊ぶ時間は無駄で、自分の力で仕事をすることだけが価値があると過去に思っていました。私はしらないうちに、スーパーマンになろうとしてたのかもしれません。

しかし今は、遊んだり、ねたり、ゆっくり休んだり、好きなものを食べることって大切なことなんだ、と想ったりします。

猫は昼寝をしているのを、田舎なのでみることがあります。暖かいひだまりで、夏は涼しい日陰で休んでいる姿をみて、見ているだけでホッとします。つい、「あれもしなければ、これもしなければ」と焦ってしまうときは、立ち止まって一休みすることにしています。

ネガティブにおちいったときは、体が疲れていると思い、はやめにねることにしています。朝おきたら、気持ちがかわって、生きる元気がわいてくることがあります。

遊ぶことや、食べることや、やすむことを大切にして、互いにたすけあってゆきたいです。


わたしは知った 人間にとって最も幸福なのは 

喜び楽しんで一生を送ることだ、と 

人だれもが飲み食いし 

その労苦によって満足するのは 

神の賜物だ、と。

旧約聖書

コヘレトの言葉 3:12‭-‬13 新共同訳

https://bible.com/ja/bible/1819/ecc.3.12-13.新共同訳



シンプルに

「いろいろなことを付け加えて、

人生を複雑にしてはいけません。」

マザー・テレサ

「なくてはならないもの」が増えれば増えるほど、わたしたちの生活は複雑になります。「あれも手に入らなければ、これも手に入らなければ」と、気がかりなことが増え、ものに振り回されるようになってゆくのです。

片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』(PHP)より


~※本を読んでの感想です。

他人に好かれようと思い、自分の気持ちをずっと我慢していたら、自分の本音がわからなくなると思います。他人の気持ちも大切ですが、自分の気持ちも大切だと思います。

なぜなら、神様は私たちひとりひとりを、あなたをあなたとして、大切につくられたからです。タンポポに無理に赤色の絵の具でそめたら、タンポポは枯れてしまうと思います。他人から愛されるために、ときどき自分をかえてしまいますが、シンプルなあなたのままで十分すてきだと思います。

月は太陽の光をそのまま受けているから、美しく耀くと思います。私たちも、神さまの愛をうけて、今のあなたのままで耀くことができますように。


わたしは知った 

すべて神の業は永遠に不変であり

 付け加えることも除くことも

許されない、と。 

旧約聖書

コヘレトの言葉 3:14 新共同訳

https://bible.com/ja/bible/1819/ecc.3.14.新共同訳(ユーバージョン)


最高傑作

失敗作などありません。

一人ひとりが神さまの最高傑作なのです。

マザー・テレサ

わたしたち一人ひとりが、神さまによって創られた最高傑作だとマザー・テレサは言います。神さまは、優れた芸術家と同じで、作品を創るときに決して妥協しません。これ以上ないというくらい完璧に仕上げてこの世界に送り出します。わたしたちは、誰もが神さまの最高傑作なのです。

片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』 (PHP刊)より


~※本を読んで思ったことです。

何かができないと、「自分はつまらない」と自分を評価してしまうことがあります。無駄な時間は作らず、いちも有益な時間にしようとしたら、いつも心が落ち着かなくなりました。

無駄な時間や、ダラダラした時間は実は、脳をやすませ、リフレッシュする大切な時間だと、後にきづきました。

神さまは、私たちがなにかできることや、役にたったかで評価しない方だと思います。ただいきているだけで、私たちを喜んでくださる方。

もし、心が落ち着かなくなったら、効率だけを求めていないのかをチェックし、非効率でも、ゆっくりな時間も大切にしてゆきたいと思いました。あなたが居てくれて、ありがとう。



違うからすばらしい

何でもできる人はいません。

自分にできることを、

しっかり見極めましょう。

マザー・テレサ

「タンポポにはタンポポの花が、バラにはバラの花が咲くように育てましょう。タンポポに無理やりバラの花を咲かせるようにしても、うまくゆくはずがありません。一人ひとりが、自分の花を咲かせられるように育てましょう」。幼稚園の先生たちに、こんなふうに話すことがあります。

片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』 (PHP刊)より


~※本を読んで思ったことです。

もしギターが、「私はピアノになりたい」と言ったらびっくりします。ギターはギターだからよく、ギターは持ち運びできます。

またドラムが、「私は綺麗な音をだせないから、ギターになりたい」といったら、びっくりします。ドラムによって、リズムがうまれ、音楽は煜きます。

私たちも、ひとりひとりが違うから、世界は美しいと思います。

私は仕事がおぼえれなく、同期は責任ある仕事をまかせられているのに自分はできなく、劣等感を感じていました。

しかし今は、私にはできることと、できないことがあると感じています。できることは小さく、目立たなくても、私は満足です。


あんしんの一歩

頭の良い人が、

賢い人とは限りません。

マザー・テレサ

「神を畏れることは、知恵のはじめ」と、聖書に書かれています。自分の限界を認め、神さまの前に跪く謙虚さこそ、すべての知恵の土台だというのです。そうでなければ、どんなに勉強して頭がよくなっても、知恵を身につけ、幸せになることはできない。昔の人は、そのことを知っていたのでしょう。

・・・自分の欠点を素直に認めて直せる人こそ、賢い人です。賢さは、頭のよさではなく、自分の限界をわきまえる謙虚さから生まれるのです。

片柳弘史著『ほんとうの自分になるために』 (PHP刊)より


~※本を読んで思ったことです。

私は「わからない」というのが、苦手でした。また他人からわからないことを、「教わる」こともニガテです。子供のころから、そうでした。考えてみると、私の心には、「わたしのほうが知っているんだ」という、傲慢さがあったからだと思います。

病気になって、一人では生きていけないことをしりました。他人の優しさにふれて、重たい荷物は軽くなりました。欠点のある自分でも神さまに愛され、弱さがあってもわたしを大切にしてくれる人がいることを知りました。わたしは私のままでよいのかな?と思うと、嬉しくてたまりませんでした。私も、他人の弱さを笑うのではなく、弱さを含めて大切にしてゆきたいと思いました。


主を畏れることは知恵の初め 

聖なる方を知ることは分別の初め。

旧約聖書

箴言 9:10 新共同訳

https://bible.com/ja/bible/1819/pro.9.10.新共同訳


主を畏れることは知恵の初め。 

旧約聖書

箴言 1:7 新共同訳

https://bible.com/ja/bible/1819/pro.1.7.新共同訳



関連サイト


・カトリック宇部教会のHPで、

この書籍についての紹介ページがあります。

https://ubecat.jp/hiroshisj/(外部サイト)


・関連本です(私のサイトでの紹介です)

片柳弘史著

世界で一番たいせつなあなたへ』 (PHP刊)


片柳弘史著

あなたのままで輝いて』 (PHP 刊)