片柳弘史著『こころの深呼吸~気づきと癒しの言葉366』(教文館刊)を読んで


『こころの深呼吸』は日付が書かれていて、366日の言葉で構成されています。


新しい気づき

こころの深呼吸
『こころの深呼吸』(教文館刊)

Twitter で片柳弘史神父が、夜に投稿した言葉の中から366日にぎゅっとまとめた一冊が『こころの深呼吸』です。日付順に読むのもよいし、一気に読むのも良いし決まりはありません。

『こころの深呼吸』は、新しい気づきを与えてくれます。例えば3月5日のページには、次のように書いています。

仕事が忙しいときパニックに陥るのは、すべてを完璧にこなそうとするから。できないことまでしようとせず、できることを着実に仕上げてゆきましょう。完璧であることより、誠実であることを目指しましょう。

ここを読んで、「いま疲れているのは、何事も完璧にしようとしていたから」と気づかされるのです。心は新鮮な空気をすってエネルギーを取り戻してゆきます。

片柳神父の文章が素敵なのは、その見事な物事の見方にあるのではないでしょうか。新しい視点(気づき)を持つと心が自由になってきます。

『こころの深呼吸』では、子育てや、仕事、人間関係や自分について、様々な場面の新しい気づきを与えてくれます。その際この書籍に書かれている言葉は「1人で挑戦しなくてもいいよ。一緒にやってゆこう」と寄り添ってくれます。

私も1人で社会で色々やってみましたが、失敗しました。しかし、誰かにサポートしてもらうだけで心はリラックスし、落ち着いて対処してゆけると思います。『こころの深呼吸』は、一緒に歩んで勇気を与えてくれる友人のような書籍です。


 ★『こころの深呼吸』を読んで

あなたは大切な存在

自分の弱さを感るとき

仕事について

子育てについて

朝に読みたい言葉